冗語
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プログラミング知識ゼロの俺が、ChatGPT(GPT-4o)にストップウォッチのアプリを作らせてみた。果たして無事に動くかな…? .stopwatch-container { border: 2px solid white; background-color: black; width: 200px; padding: 20px; text-align: center; co…
超知能AIの暴走リスク このブログではAIの歴史と現在、そして近未来について考察してきました。 今回の記事では、もう少し先の未来――AIが人間と同等かそれ以上の知能を身に着けて、「超知能」となった時代の話をしましょう。 超知能AIの暴走は、サイ…
ジョン・ヘンリーの教訓 19世紀の都市伝説に「ジョン・ヘンリー」という人物がいます[1]。 彼は屈強な肉体労働者で、ハンマーを振るって岩に穴を開ける達人でした。ところが蒸気機関で動くドリルの登場により、彼は失業の危機に瀕します。そこで彼は、人間…
インターネット時代 ネットスケープが株式上場し、『Windows 95』が発売されてから、約30年が経ちました。この30年間は、まだ歴史を語れる状況ではないと思います。時代が最近すぎて、何が重要なできごとなのか取捨選択できないからです。 たとえば1999…
徒歩よりも遅かった ローマ帝国時代後期、ローマ支配下のエジプトの法的文書には、暦日と在位中の皇帝の名前が記載されていました。当時はローマで新しい皇帝が即位しても、それがエジプトに伝わって法的文書に反映されるまでにタイムラグがありました。この…
コンピューターの商業化 時代は少し前後します。1946年3月31日、ジョン・プレスパー・エッカートとジョン・W・モークリーはムーア・スクールを退職しました[45]。知的財産権の放棄を迫られたからです。彼らの経歴なら、他の大学やIBMなど再就職先に…
どこで「現代」を線引きするか 前回までで、歴史紹介を終えてもいいと考えていました。 18世紀後半から始まった産業革命により、人類文明は「発明が発明を呼ぶ」という状態になりました。この発明の連鎖は、現在でも終わっていません。数万年〜数百万年とい…
出遅れた国々:インドの場合 京都大学の文化人類学者・梅棹忠夫は、1955年5月~11月にインド・パキスタン・アフガニスタンの調査旅行を行いました。このときに目撃した凄まじい貧困の様子を、彼は『文明の生態史観』のなかで次のように報告しています。…
鉄道はすべてを変えた 1836年10月、チャールズ・ダーウィンが5年におよぶ世界一周の旅から帰宅したとき、屋敷で彼を出迎える人はいませんでした。時刻はすでに深夜で、家族も使用人も寝静まっていたのです[1]。この時のダーウィンの移動手段は主に馬で…
⑤チャールズ・ダーウィン『種の起源』(1859年) 科学と宗教が未分化だった時代 17世紀、ニュートンもハレーも自分たちが(現代的な意味での)「科学」を研究しているという自覚はありませんでした。なぜなら、当時は科学と他の諸分野が分離していなかっ…
④サミュエル・リチャードソン『パミラ、あるいは淑徳の報い』(1740年) 死刑が大衆の娯楽だった時代 ヨーロッパの歴史における大きな謎の1つは、身体刑の消滅です[22]。 前近代の世界では、ヨーロッパに限らず世界のどこでも残虐な刑罰が当たり前に存…
アイザック・ニュートン『プリンキピア』(1687年) 回っているのは地球か、太陽か 印刷技術がなければ、「科学革命」も違った姿になっていたことでしょう。これは17世紀のヨーロッパで生じた科学知識の急速な発展のことです。中でも天動説から地動説へ…
印刷が世界を変えた 「世界を変えた印刷物」のリストを作るのは難題です。人文学が専門ではない私ですら、思いつく限りに書名を上げていけば数百~数千冊のリストになってしまうでしょう。私の本業である物語創作の観点でいえば、シェイクスピアやディケンズ…
国王から貧民まで 活版印刷は、まさしく「世界を変えた発明」でした。 火薬や羅針盤など、国々の趨勢を決め、歴史を変えた発明品はたくさんあります。しかし、戦場や航海に出ない人々がその威力を味わうことは難しかったでしょう。一方、印刷物は国王から貧…
⾒返りが労働と格差、そして戦争だとしたら、なぜ⼈々は狩猟採集から農業に乗り換えてしまったのだろう ⼤ヒットしたマンガ『ゴールデン・カムイ』(集英社)の功績は、(マンガとしての誇張はあるとはいえ)アイヌ⺠族を「豊かな⽂化を持つ⼈々」として描き…
⽂字の不思議 私は⼈の顔を覚えるのが苦⼿です。⼦供の頃からクラスメイトの名前と顔が⼀致するまでに時間がかかりました。⼤⼈になった今でも変わりません。初対⾯の編集者とたっぷり2時間の打ち合わせをして、帰りの電⾞の中ではすでにどんな顔だったか思…
ネアンデルタール⼈、そしてホモ・サピエンス。 ホモ・エレクトスはあまりにも広く分布していたので、彼らがそれぞれの地域で、それぞれの環境に適応して現⽣⼈類へと進化したのだと、かつては考えられていました。モンゴロイドやニグロイド、コーカソイドの…
⽕があればできること 「 無⼈島に何か⼀つだけ道具を持っていけるとしたら、何を持っていくか?」という質問に、私は冗談めかして「マンガ『寄⽣獣』全巻」と答えています。 しかし、真剣に考えるのなら「⽕打⽯もしくは⼤きな⾍眼鏡」になるでしょう。どち…
私たちは歴史の変わり目に立っている? ⽣成AIは人類社会を変える発明だと、多くの人が主張しています。 たとえばMicrosoftドイツ法⼈のCTO アンドレアス・ブラウン⽒は、GPT‐4の登場を「初代iPhone」に匹敵するターニングポイントだと述べました。…
サイバーパンク桃太郎【電子特典付き】 (バンチコミックス) 作者:Rootport 新潮社 Amazon It is with great honor that I have been named to the TIME100 Most Influential People in AI. Below is the full text of the interview. time.com 1. How did AI…
サイバーパンク桃太郎 (バンチコミックス) 作者:Rootport 新潮社 Amazon I was recently interviewed by a reporter of "Rest of World" via email and asked two questions. 1)Some Japanese politicians have suggested some specific polices about AI. O…
サイバーパンク桃太郎 (バンチコミックス) 作者:Rootport 新潮社 Amazon 「Midjourneyで作った画像を絵画の賞に送ったら受賞しちゃいました」というニュースが世間を騒がせました。正直なところ、この〝犯人〟に対して、私は説教してやりたい。本人はアラン…
戦争についてブログを書くことに、ためらっていました。それでも我慢できず、前回は記事を更新してしまいました。私は専門家ではないし、信頼できる分析などできません。それでも〝今の気持ち〟を書かずにはいられませんでした。 10年後に読み返すために。 …
勇気とは何か。本当の勇敢さとは何か。 他人の行動を変えるとはどういうことか。 昨日からそんなことばかり考えています。 (※まだ早いような気もするけれど) 先にお断りしますが、私は軍事の専門家ではありません。国際政治にも明るくありません。この記事…
※『神と呼ばれたオタク』Twitterキャンペーン実施中☆彡 新作の紹介記事で、こういうセンシティブな話題を持ち出すのは我ながらどうかと思う。しかし、ここは地獄の1丁目はてなブログ、インターネットのWild Westだ。炎上が大好きな住民たちが憩う場所だ。当…
問題を解決するためには、まずは問題を認識できなければならない。 そして、認識の精度を高めるためには「言語化」が欠かせない。これはゲームでも同様である。そのための思考のフレームワークとして、前回の記事では「戦略・戦術・フィジカル」という3つの…
www.youtube.com ※ブラッドハウンドの能力は戦略的なのか戦術的なのか? 「戦略」と「戦術」はもともと軍事用語のはずだが、現在ではすっかり日常会話の一部になっている。ところが、この2つを厳密に区別して使っている人は意外と少ない。 「今期における当…
www.youtube.com 現在、社会現象に近いレベルで流行っている『APEX Legends』。 このゲームを2300時間ほど遊んだ感想記事の第2回です。 前回の記事では、かつてのFPSは実力差が出やすく、初心者に優しくないジャンルだったという話を書きました。運の要素が…
www.youtube.com 先日、学生時代の友人から連絡がありました。 「お前、APEX Legendsやってるの?」 当時の彼は、テニスサークル所属の典型的な〝チャラ男〟であり、ゲームを――それも、シリアスな対人FPSを――プレイするような人ではありませんでした。 「今…