▽プロローグ
▽第1話「フライド・コカトリス」
▽第2話「ガバメント・オブリゲーション」
▽第3話「リテラシー」
▽第4話「ウェル・シェイプト・カップ」
▽第5話「プライス・オブ・ライフ」
──────────
▼月末、帝都・中央広場──。 書籍商「さて、と…。この辺りにしましょうか」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
書籍商「まだ朝の早い時間…人通りはまばらですね」 書籍商「しかし、まさか私がこんな仕事をすることになるとは…。銀行家さんも面白いことを考えるものです」 書籍商「台車を組み立てて…営業許可証を出して、と…」 書籍商「…これで、よし。仕事を始めましょう」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
書籍商「さあさあ、紳士淑女のみなさま!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!本日お目にかけますのは、帝都住民のみなさまにこそふさわしいご逸品。これを見逃す手はございませんよ!」 通行人・男「…?」 通行人・女「何かしら…?」 書籍商「どうぞ、お近くでご覧くださいませ!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼月末、グーテンベルクの工房・玄関先──。 支店長「帝都の銀行の者です。玄関を開けてくれますかな!」 秘書「このあと、田舎領主から20万Gを取り立てる仕事が待っています。ドワーフ相手の仕事は手短に終わらせましょう」 支店長「おっしゃる通りです。…おおい、玄関を開けてくだされ!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
ドワーフ「なんだ、あんたたちか」キィ… 秘書「お金を受け取りに参りました」 印刷機 ガシャン!ガシャン! 男の子「刷り上がりました!」 ドワーフ「よし、検品に回せ!」 女の子「印刷用紙が無くなりそうです!」 ドワーフ「倉庫に予備がある!取ってこい!」 支店長「これは…?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
ドワーフ「この革袋に約束の3,100Gが入っている。受け取ったら帰ってくれ。今日は忙しいんだ」 支店長「活版印刷機がフル稼働しているだと?いったいどういうことだ!あの経典が売れるなんてあり得ない!」 ドワーフ「女騎士さんのおかげだよ」 秘書「女騎士?どういうことでしょう…?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
ドワーフ「あんたら、事務室にこもってばかりで世間のことを知らないのだろう」 支店長「と言うと…?」 ドワーフ「今、港町では『これ』が流行っているんだよ。特別にプレゼントしてやろう。わしの工房は、今は『これ』の印刷で忙しいんだ」 秘書「こ、これは──!?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼月末、そばかす娘の家──。 田舎領主「ほっほっほ!娘を迎えに来てやったわい!さあ、娘をわがはいに引き渡すのじゃ!」 父親「領主さま…」ガバッ 母親「…お待ち申し上げておりました!」ガバッ 田舎領主「ふふふ、苦しゅうない。面を上げよ。それで、おぬしらの娘はどこじゃ?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
父親「その件ですが、娘をお渡しするわけにはいきません」 田舎領主「何をぉ!では手鏡はどう弁償するつもりじゃ!」 母親「この革袋をお受け取りください!」チャラ… 田舎領主「これは?」 母親「15万Gでございます」 父親「手鏡の弁償費用に充分なはずです」 田舎領主「な…」パクパク
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
田舎領主「な、何をした!貴様らのような農奴ふぜいが15万Gを準備できるはずがない!」 父親「女騎士さんのおかげでございます」 母親「あの3人のお力で、このお金をご用意できました。どうぞお受け取りください」 田舎領主「そんなバカな!」ジャラ!! 田舎領主「…本当に15万Gじゃ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
田舎領主「そ、それで…あの娘はどこにいるのじゃ?」 父親「今は帝都です。女騎士さんと同行しております」 田舎領主「農奴が勝手に土地を離れるとは…許さんぞ!」 母親「そのことについて、慈悲深き領主様にお願いがございます」 田舎領主「うるさい!貴様ら農奴に居住移転の自由は無い!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
母親「ここに、追加で5万Gがございます」 父親「手鏡の弁償代とあわせて、しめて20万Gです」 母親「このお金で、どうか娘に自由を与えてほしいのです」 田舎領主「そ、そそ、そんな勝手が許されるはずが──」 父親「私たちには私的財産の自由があります」 田舎領主「!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
母親「もしも領主さまがご不要なら、この5万Gはお渡ししません。私たちの一家の財産にいたします」 父親「ところで領主さま、噂に聞きました。近いうちに帝都の銀行へ20万Gを返済しないといけないそうですね」 母親「私たちの20万Gで領主さまのお役に立てませんか?」 田舎領主「~~~!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
田舎領主「よ、良いだろう。その20万Gを受け取ろう。お前たちの娘は自由の身だ…」シブシブ 両親「「ありがとうございます!!」」 田舎領主「しかし分からん。貴様らがこんな大金を手にするとは…いったいどんな魔法を使ったのだ?」 父親「魔法ではありません」 母親「商売をしたのです」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼再び帝都、大劇場(グランテアトロ)──。 そばかす娘「わあ…ここが一等席なんだね…」 女騎士「帝都歌劇団の『コケモモ物語』、私も楽しみなのだ!」 司祭補「楽しみですわねぇ」 幼メイド「楽しみなのです!」 黒エルフ「ありきたりな恋愛物語でしょう?何がそんなにいいんだか…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
銀行家「たしかに、高尚な哲学のある物語ではないかもしれません。ですが、万人の心を動かすことも、芸術にとっては大切なことだと思いますよ」 黒エルフ「そうは言ってもねえ…」 そばかす娘 ポロポロ… 司祭補「まあ!どうなさいまして?」 女騎士「目にゴミでも入ったか!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
幼メイド「何か悲しいことがあったのですぅ?」 そばかす娘「ううん、違うよ。ただ…ここは、夢にまで見た大劇場(グランテアトロ)の一等席だ。この席で憧れの劇を見られるなんて…何だか、胸がいっぱいになっちゃって」ぐすっ 黒エルフ「才能が正しく評価された結果よ。胸を張るといいわ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「女騎士さん、ダークエルフさん、司祭補さま…。3人には感謝してもしきれないよ!」 女騎士「私はただ背中を押しただけだ」 そばかす娘「だけど、女騎士さんに背中を押されてなかったら、私はきっと領主様の愛妾になっていたと思う。ありがとう…。本当に…ありがとう、ございます…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼再び、帝都・中央広場──。 書籍商「さて、本日ご紹介しますのは『純情娘の詩集』です。港町で大流行を巻き起こしている大ベストセラーでございます!お立ち会いのみなさまは流行に敏感な方々とお見受けします。ぜひとも1冊、この詩集をお手元に置いてみては?」 通行人たち「ふぅん」パラ…
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
通行人・男「これが『本』だって?サイズは小さすぎるし装丁は貧相そのもの。本というより、ただの紙束だ!」 観衆 ハハハ!! 書籍商「おっしゃるとおり、これは『八折り版』です。小さく携帯性に優れた本を作るための印刷方法です。また、装丁が簡素なのは、お求めやすい価格でご提供するため…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
通行人・男「いくら安いと言っても『本』は高級品だ。1万Gは下らないだろう」 書籍商「驚くなかれ、この詩集は1冊200Gでございます」 観衆 ザワッ… 老人「貧しい女中でも3~4日分の賃金で買えるのう…」 子供「僕でも買えるよ!」 通行人・女「買うわ!私に1冊ちょうだい!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
通行人・男「バカな!本を1冊200Gで売って採算が取れるはずがない!」 書籍商「ところが採算が取れるのでございます。八折り版や装丁を簡素にしたのはもちろんですが…何より、『活版印刷』という発明のおかげです」 通行人・女「字の形が揃っていて読みやすいわ。買わなきゃ損よ!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
書籍商「この本を持ち歩くのは、つまり文字を読めるという証拠。みなさまの教養深さを示すのに、これに勝る方法はありますまい」 通行人・男「たしかに私も文字は読めるが…」 書籍商「意中の乙女の前で、この詩集を朗読してごらんなさい。きっと、乙女心をとろかすに違いありません!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
通行人・男「ううむ…。そこまで言うなら私は3冊買おう。友人に配りたいからな」 老人「あたしには5冊くれるかい?孫たちに読み書きを教えるにはちょうどいい」 子供「僕にも1冊ちょうだい!」 観衆「私にも!」「私にも!」 書籍商「毎度ありがとうございます。どうか慌てず順番に──」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼再び、大劇場(グランテアトロ)──。 黒エルフ「グーテンベルクさんの発明は、新しい産業を作ったのかも知れないわね」 女騎士「新しい産業?」 司祭補「どういうことかしらぁ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
黒エルフ「これまでは書籍が欲しければ行商に買い付けるしかなかった。だけど、いつか本を専門に扱うお店が出てくるでしょう」 司祭補「肉屋や八百屋のように、本だけを売るお店が現れると…?」 女騎士「なるほど。『本屋』、『書店』…。きっと、そんな名前で呼ばれるのだろうな」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「それにしても…。私の歌を詩集にして、それがベストセラーになるとは思わなかったよ。文字を読める人は少ないのに…」 黒エルフ「いいえ、当然の結果だわ。あたしは欲しがっている人のいる場所に、欲しがっているモノを持って行っただけ。売れないほうがおかしいわ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
女騎士「港町にも字を読めない人はたくさんいるはずだ」 銀行家「ええ。4人に1人は文盲ですね」 黒エルフ「逆に言えば4人に3人は文字を読める…本を読むことができるわ」 幼メイド「わたしも読めるのです」 司祭補「田舎に比べれば、港町には本を欲しがる人がたくさんいらっしゃったのですね」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
黒エルフ「そして、港町の一般庶民は娯楽に飢えていた」 女騎士「さらに、そばかす娘の作る歌は、旅人の心に残るほどいい歌だった」 黒エルフ「あたしにはイマイチ良さが分からないけど…人の心を掴む詩なのは間違いないわ」 司祭補「だから庶民の方々の娯楽として、詩集が売れたのですわね」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
黒エルフ「詩集の印税で、手鏡の弁償費用と、帝都までの旅費を稼ぐことができた。あなたの才能が役に立ったわね」 そばかす娘「ううん。ダークエルフさんたちのおかげだよ!私1人じゃ、とてもここまで来られなかった…」 黒エルフ「あたしは特別なことはしてないわ。やるべきことをやっただけよ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
黒エルフ「このくらい、あたしには朝飯前よ。正しい帳簿さえあれば、あたしは世界だって救ってみせるんだから」 女騎士「ほう、お前が照れ隠しとは珍しいな」 黒エルフ「なっ///」 司祭補「あらあら、うふふ。顔が真っ赤ですわ」 黒エルフ「ち、違っ…///」 そばかす娘 クスッ
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「みんな、ありがと。みんなのおかげで私は分かったよ…」 女騎士「いったい何が分かったのだ?」 幼メイド「売れる本の作り方でしょうか~?」 黒エルフ「商売の基本かしら?」 そばかす娘「ううん、違うよ」 司祭補「?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「私、分かったんだ。お金は鋳造された自由だ…ってことが」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「私たち農奴に自由がないのは、お金が無いからだった。お金を稼ごうという発想すら無いからだった」 女騎士・黒エルフ「…」 そばかす娘「それに、精霊教会の教えでは、お金を稼ぐのは汚いことだと言われていた」 司祭補・銀行家「…」 そばかす娘「だから私、お金の力を知らなかった」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
そばかす娘「私、やっと分かったよ。お金にはあらゆる者を平等にしてしまう力があるんだね。お金の前では、血筋も階級も関係ない」 女騎士「たしかにカネは、血筋がいいだけの無能な者を失脚させる…」 そばかす娘「私のような卑しい身分の者を、一等席に座らせる唯一のもの。それがお金の力だよ」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
司祭補「とはいえ、お金のせいで貧富の差が生まれることもありますわ…?」 そばかす娘「あはは!そうかも!だけど、それでも…生まれた土地や身分に縛られるより、ずっとマシだよ」 銀行家「さてと、難しい話はここまでにしませんか?」 幼メイド「そろそろ、舞台の幕が上がるのです!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
◆ ◆ ◆
▼魔国・特別議会──。 幽霊議長「…議論は尽くされた!これより決議に移る!」 魔王「議員一同のご意見、大統領として興味深く拝聴した。この議案は、それぞれの立場を尊重したものになっていると自負している」 吸血男爵「さすがは魔王さま!」 暗黒竜王「そのご慧智には恐れ入るばかり…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「まず竜族を始め、人間との関わりが薄い種族においては、人間を絶滅させたいという意見が強かった」 暗黒竜王「いかにも!人間はこの大地をむしばむ害虫そのもの。1匹残らず駆除すべきだ」 スライム王「ぐしゅ!ぐしゅぐしゅ!(そうだそうだ!)」 アークデーモン「この地は魔族のものだ!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「その一方で、吸血鬼や狼男など、人間との関わりが深い種族は、人間の絶滅には反対だった…」 吸血男爵「さよう。人間は栄養価の高い食料であり、奴隷として使うことも可能です。絶滅させるのではなく、家畜化すべきです」 狼男「その通り!」 ドッペルゲンガー「やつらには利用価値がある!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「わが国としては、財政と経済の健全化こそが優先事項。大軍を挙兵して向こうの大陸に攻め入るのは、やはり苦しい…」 暗黒竜王「くっ…」 魔王「しかし人間を放置すれば、やがて魔族にとって深刻な脅威になるであろう」 吸血男爵「…まあ、そうでしょうね」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「とはいえ、『副都』と呼ばれる都市を滅ぼして以来、人間たちの侵略が沈静化しているのは事実。つい数ヶ月前にオークの町が勇者に襲われたが、その後、勇者の蛮行は報告されていない」 暗黒竜王「勇者はきっと、次のテロの計画を練っているのだ」 吸血男爵「対策は欠かせません…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「そこで諸君らに提案したい。人間たちの侵略行為が沈静化している今は、戦力を温存し、わが国の財政再建に取り組む…」 吸血男爵「ご英断だと存じます」 暗黒竜王「致し方なし、だな」 魔王「…しかし、もしも人間が再びわが国に侵略し、戦火を交えるつもりなら、全力でやつらの国を滅ぼす」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
魔王「もしも人間たちがこの国への侵略を企てるなら、それがやつらの最期の時!魔族の総力をあげてやつらの国を叩き潰し、徹底的な死と隷属を与えてやる!」 男爵・竜王「「異議なし!」」 議員たち「異議なし!」「異議なし!」 魔王「ふふふ、人間どもめ。せいぜい賢明な判断をするのだな…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
▼帝都・王宮──。 ショタ王「やはり国を1つにまとめるのは、たやすいことではないな…」 財務大臣「と、おっしゃいますと?」 ショタ王「内務大臣から聞いたのだ。民草のなかには戦争に反対する者もいるそうだな。戦費の負担が重いせいで」 財務大臣「陛下のご心痛、察するに余りあります…」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
財務大臣「しかし、私にいい考えがございます。陛下はこれをご存じでしょうか?」 ショタ王「これは…本のようだな。小さく装丁も簡素だが」 財務大臣「さようでございます。活版印刷機という発明品を使えば、このような本を安価で大量に作れるのだとか」 ショタ王「それが?」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
財務大臣「つまり活版印刷機を使えば、魔国の恐ろしさや邪悪さを喧伝する本やチラシを、安く大量にバラまけるのでございます。それを読めば、戦争に反対する愚昧な者たちも、必ずや考えを変えるかと」 ショタ王「文字を読める者は限られていると聞くが?」 財務大臣「その点は問題ありません」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
財務大臣「文字を読めるのは、それなりの地位とカネを持つ者たちです。彼らが戦争に賛同するなら、その下で働く文盲の者たちも同じ意見に染まるでしょう」 ショタ王「そうか。ならば、戦意高揚のチラシを今すぐ作らせろ」 財務大臣「はい、仰せのままに!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
財務大臣「それにしても、活版印刷とは素晴らしい発明ですね」 ショタ王「なぜ、そう思う?」 財務大臣「魔国の怖さを教えるのに、印刷機で作ったチラシに勝るものはないでしょう。活版印刷さえあれば、新大陸への派兵は必ずや成功するかと存じます」 ショタ王「そうか、頼もしいぞ!」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
財務大臣「副都を失って以来、私たちは艱難辛苦のときを送ってきました。しかし、それももう終わりです。今こそ攻勢に転じ、魔国に攻め入り、魔族たちに一矢報いるときが来たのです──」
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
『女騎士、経理になる。』 第3話「リテラシー」 ▼▼▼おしまい▼▼▼
— Rootport (@rootport) 2015, 10月 2
──────────
▼最初から読む
▼前回
▼次回:第4話
──────────
※『女騎士、経理になる。』がコミカライズされました!
無料まんがサイト「デンシバーズ」にて連載中!