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▽プロローグ
▽第1話「フライド・コカトリス」
▽第2話「ガバメント・オブリゲーション」
▽第3話「リテラシー」
▽第4話「ウェル・シェイプト・カップ」
▽第5話「プライス・オブ・ライフ」
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黒エルフ「25万Gであたしを助けたつもり?カン違いしないで。そういうのを『偽善』って言うのよ」 女騎士「なんだと!?」 黒エルフ「今の5万Gも同じ。こんな子供を哀れんで、聖人にでもなったつもり?そういうの、本当にムカつく」 女騎士「私はただ──」 黒エルフ「あたしが何とかするわ」
— Rootport(※減量中) (@rootport) 2015, 7月 12
女騎士「…は?」 黒エルフ「だから、あたしが何とかする。30万Gを使い切ったことを隠しておきたいんでしょ?この子供たちから債権を回収したいんでしょう?…あたしが何とかしてあげる」 女騎士「できるのか、そんなことが…」 黒エルフ「少なくとも、あたし…あなたよりはお金には強いはずよ」
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女騎士「お前は、いったい…?」 黒エルフ「か、カン違いしないでよね!べつにあんたのためじゃないんだから!ただ、借りを返したいだけよ。…ばっちり債権回収して見せるわ!」 兄妹「!!」ビクッ 黒エルフ「大丈夫、この肉屋を立て直してあげる。まずは財務状況から確認させて?」
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女騎士「立て直す、と口で言うのは簡単だ。しかし、この子たちは親の代からこの場所で商売をしているのだ。今さら売上を伸ばす余地があるのか?」 黒エルフ「そうね、いちばん大事なことから訊くわよ。…あなたたちのお肉は、美味しいの?」 兄「もちろんだ!」 妹「最高のお肉です!」
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兄「たとえば牛肉なら、今日はいいミノが手に入ったよ」 妹「一口いかがです?」ジュウ… 女騎士「ん~!これは美味だ!」モグモグ 兄「王宮料理にも使える品質の肩肉だよ」 女騎士「肩肉?ミノは牛の胃だろう?」 妹「え?ミノといえばミノタウロスのことですよ」 女騎士「ミノタウロス」
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兄「次は鳥肉を試しみてよ!」 妹「手羽先の唐揚げをどうぞ!」 女騎士「おおっ!外側はパリッと軽く、中身はジューシー!この味は無類だ!」 兄「あ、小骨に気を付けてね。口のなかに刺さると石化するから」 女騎士「石化」 妹「コカトリスの骨には毒がありますからね」 女騎士「コカトリス」
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兄「最後に豚肉を味見してみてよ!」 妹「バラ肉を炭火であぶったものがこちらに…」 女騎士「い、いや……気持ちだけで充分だ。君たちの売っている肉が美味しいことはわかった…」 黒エルフ「目利きができずに粗悪な肉を売っているなら手の打ちようがなかったけど…。これなら大丈夫そうね」
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妹「目利きはお父さんから教わりました」 兄「うちでは牛肉、豚肉、鳥肉を売ってるよ。毎朝、三つの屠殺場をめぐって、その日いちばん上質な肉を仕入れてくる」 黒エルフ「支払いは現金?」 兄「ううん、掛け取引だよ。月末に1ヶ月分の請求書が届く」 女騎士「魔王よりも恐ろしい、あの請求書か」
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黒エルフ「1日にどれくらいのお肉を仕入れるの?」 兄「金額で言うと、だいたい520Gぐらいかな」 妹「そこに4割くらいの利益を載せて売っています」 女騎士「利益4割なら…えっと…」 黒エルフ「728Gね。でも、実際にそんなに売れないでしょ?」 妹「はい…」 女騎士「なぜだ?」
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黒エルフ「あんた、筋トレのしすぎね」 女騎士「それほどでも///」 黒エルフ「褒めてないわ、脳みそまで筋肉が詰まっていそうって意味よ。…この子たちが氷魔法を使えそうに見える?」 女騎士「見えない」 黒エルフ「そう。仕入れた肉は、その日のうちに売り切らないと腐らせてしまう」
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兄「売れ残りは出さないようにしてるよ」 妹「でも、午後にはお肉が痛み始めるので、値引きしないと売れません」 兄「結局1日の売上は650Gぐらいになっちゃうんだ」 黒エルフ「仕入れ520Gで売上620Gなら、粗利の利益率は20%ね」 女騎士「暗算速いな」 黒エルフ「あんたが遅いの」
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黒エルフ「ちなみに、帳簿はちゃんとつけてる?人間国では複式簿記があまり普及していないと聞いたけど」 妹「ふくしきぼき?」 兄「なにそれ」 女騎士「ふふふ、それなら私にも教えられるぞ!左右にズバッとやってババーンとする帳簿の付け方なのだ!」 黒エルフ「……あたしが説明するわ」
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黒エルフ「まずは複式簿記でもっとも大切な2つの表について教えるわ。『PL』と『BS』の2つよ」 兄「PLと…」 妹「…BS?」 黒エルフ「PLはプロフィット&ロスの略で、損益計算書とも言うわ。一方、BSは別名バランスシートとか貸借対照表と呼ぶ」 黒エルフ「具体例を見てみましょう」
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黒エルフ「1日の売上は650Gよね。そして仕入れは520G。これを表にまとめるとこうなるわ」 女騎士「売上が仕入れよりも多いな」 妹「この差額が『利益』…ですよね?」 黒エルフ「その通り。収益のほうが多ければ黒字、少なければ赤字よ」 pic.twitter.com/yiMMQuvnAL
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黒エルフ「こうやって収益と費用を左右に並べたものを『損益計算書』、略してPLと呼ぶの。…ね、簡単でしょう?」 兄「この『借方』『貸方』というのは?」 黒エルフ「とくに意味はないわ。借方は『左側』、貸方は『右側』というだけの意味よ」 pic.twitter.com/1BQo2ysI9c
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黒エルフ「次はBS、貸借対照表ね。まず、あなたたちが今いくらの現金を持っているか教えなさい」 兄「そ、それは…」 妹「800Gです。先月の仕入れ代金を支払ったばかりなので…」 女騎士「そういえば今日は8月5日か」 黒エルフ「月初は支払いをすませたばかりだから、現金が少ないのね」
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黒エルフ「さっきのチンピラ、ここの営業権を売れば借金を返せると言っていたわよね?」 兄「うん。7万Gくらいになるはずだよ」 黒エルフ「店内の机や包丁、備品は?」 妹「売っても大した値段にならないと思います。2,000Gくらいかな」 黒エルフ「以上があなたたちの全財産ってわけね」
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黒エルフ「あなたたちの財産──『資産』を表にまとめると、こうなるわ」 女騎士「ううむ、営業権の価値の大きさが分かるな」 兄「この営業権は父さんが残してくれたんだ!絶対に売らないよ!」 妹「ここで商売できなくなったら、私たちはもう…」 pic.twitter.com/5KTwnNAuqx
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黒エルフ「ここで商売できなくなったら、あなたたちはよくても路上生活。最悪なら奴隷でしょうね」 兄妹「「うぅ…」」 黒エルフ「そうならないために、あなたたちの抱えている負債の残高を教えなさい」 女騎士「月末に請求書が届く肉の仕入れ代金も、負債の一種か?」 黒エルフ「当然よ」
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黒エルフ「仕入れのときに発生する負債のことを『買掛金』と呼ぶわ。読み方は『かいかけきん』よ」 妹「今月はお肉が少し安かったから、今日の時点では2,500Gの買掛金があります」 兄「1日あたり500G、5日分だよ」
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黒エルフ「ほかに、期日の近い借金はある?」 妹「銀行家さんに借りてる1万Gのうち、5,000Gを来月までに返さないといけません」 女騎士(私が取り立てに来たのはその借金だ…) 兄「それから、女騎士さんへの5万G」 黒エルフ「そっちはいつ返してもいいのよね?」 女騎士「う、うむ…」
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黒エルフ「負債を表にまとめたわ。注意すべきは買掛金ね。今は2,500Gだけど、毎日、仕入れをするたびに増えていく」 女騎士「今月は残り26日間だ。毎日520Gずつ増えるとして…」 黒エルフ「月末には16,020Gに膨らんでいるはず」 pic.twitter.com/fY9mYRsFSK
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妹「資産と負債の表を比べると、資産のほうが多いですね」 黒エルフ「その差額を純資産と呼ぶわ」 女騎士「負債のほうが多くなる場合もあるのでは?」 黒エルフ「純資産がマイナスになる場合ね。債務超過と言って、いわば『詰んだ』状態よ」 pic.twitter.com/JGOaNNCEn9
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黒エルフ「こうやって資産と負債、純資産を並べたものを『貸借対照表』と呼ぶの」 兄「この表が何の役に立つんだ?」 黒エルフ「この表だけでも色々なことが分かるのだけど…そうね、いちばん便利なのは『借金の返済能力』が分かることかしら」 pic.twitter.com/UxkTrnfnUG
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妹「借金の返済能力、ですか?」 黒エルフ「そう。あなたたちの場合、返済期日の近い負債が7,500Gあるのに対して現金は800G、つまり10.7%しか持っていない。借金を返す能力がかなり低いと言わざるをえないわ。破産するのも時間の問題って感じね」 兄妹「「う、うぅ…」」
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黒エルフ「『BS』『PL』は商売でもっとも重要なパラメータ表よ」 女騎士「パラメータ…つまり、お店や会社の強さが分かるのか?」 黒エルフ「ええ。スライム狩りでLv上げすべきか、ラストダンジョンに挑むべきか。この表を見れば分かるわ」 pic.twitter.com/y9quv674Eu
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兄「そ、それなら…僕たちの肉屋の『強さ』は!?」 黒エルフ「BSとPLの読み方は追々教えるとして…まずは正しいBS、PLを作れるようになるべきね。正しい方法で帳簿をつけないと、表の内容がめちゃくちゃになってしまう」 妹「正しい帳簿の付け方、ですか…」 黒エルフ「それが複式簿記よ」
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黒エルフ「複式簿記とは、ひとことで言えば『借方と貸方を並べて書くこと』よ。おこづかい帳のように一列に入出金を記載するのを『単式簿記』と呼ぶのに対して、二列に並べるから『複式』なの」 黒エルフ「たとえば肉が売れたときは、こんな感じね」 pic.twitter.com/2nldFmNDBl
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黒エルフ「複式簿記でとくに重要なのは、『借方と貸方の金額を一致させる』ことよ。これは絶対に冒すことのできない鉄のおきてよ」 女騎士「ダンジョンに潜るときは回復手段を用意しておくのが冒険者のおきてだ。それと同じだな」 兄「おきてを破るとどうなるの?」 女騎士・黒エルフ「「死ぬ」」
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黒エルフ「複式簿記をもう少し詳しく説明すると、BSとPLを同時に記載する方法だと言えるわ。たとえば肉が売れたときの仕訳を見て?この仕訳の借方は『BSに現金が増えたこと』を、貸方は『PLの売上が増えたこと』を表しているわ」 pic.twitter.com/L1LlNplAYa
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兄「肉を仕入れたときは…?」 黒エルフ「こういう仕訳になるわ。BSの買掛金とPLの仕入が同時に増えたことを、この1行で表現しているわけ」 妹「む、難しいです…」 女騎士「なるほどわからん」 黒エルフ「あんたは分かれよ簿記2級」 pic.twitter.com/pZTP671OhB
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黒エルフ「最後に、月末に買掛金を支払ったときの仕訳を教えておくわ」 黒エルフ「複式簿記では、金額の増減をプラス・マイナスではなく、仕訳の左右で表現するの。たとえば現金なら、増えたときは借方、減ったときは貸方に書く。買掛金はその逆ね」 pic.twitter.com/QuzHnk5rUh
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黒エルフ「つまりこの仕訳は、BSの買掛金と現金を同時に減らす──相殺することを意味しているの」 女騎士「分かりやすくいえば、つまり光魔法と闇魔法を同時に発動させるようなものだな!」 黒エルフ「分かりにくいわ」 pic.twitter.com/6DvgskjiVq
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黒エルフ「この方法で書いていけば、こんな感じの帳簿ができあがるはずよ。日々の仕訳を日記のようにつけた帳簿だから『仕訳日記帳』と呼ぶわ。本当は『日記帳』と『仕訳帳』を別々につけたほうがいいけど…ここでは1つにまとめた帳簿を使うわね」 pic.twitter.com/LelOikXCr8
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妹「この方法で帳簿をつけるだけで、本当にお店の売上が伸びるんですか?」 黒エルフ「いいえ。帳簿をつけるだけではダメね」 兄「じゃあ、どうすれば──」 黒エルフ「重要なのは、正しい数字を把握することよ。きちんと帳簿をつければ、正しい数字が分かる。数字は、正しい答えを教えてくれる」
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女騎士「……」 黒エルフ「正しい数字が分からなければ、当てずっぽうで商売をするしかない。絶対に失敗するわ」 兄「なるほど…」 妹「私、頑張ります!」 黒エルフ「力を貸すわ」 女騎士「……」 黒エルフ「どうしたの?さっきから黙り込んで」 女騎士「…この店、相当ヤバいのではないか?」
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女騎士「BSを眺めて気づいたのだ。今、手元にある現金は800Gだ。1日の売上は620Gで、今月は残り26日だから…月末には現金は17,700Gに増えているはずだ」 黒エルフ「そうね」 pic.twitter.com/8lLbbaYYA1
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女騎士「しかし…さっき話したとおり、月末には買掛金は16,020Gに膨らむはずだ。銀行への返済5,000Gを足すと、月末に返済しないといけない負債は2万Gを超える」 兄「こ、このままだと…」 妹「…私たち、破産しちゃう!?」 pic.twitter.com/SiHNW8ZCU4
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兄「た、単価の高い牛肉をたくさん売って、売上を伸ばそう!」 妹「それより、お肉の種類を増やしたら?お客さんが増えるかも!」 女騎士「…もしも破産したら、営業権を手放して借金返済にあてるしかない。そうなったら、この子たちは──!」 黒エルフ「何度も言わせないで。あたしが何とかする」
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黒エルフ「…ねえ、ご主人様。お願いが2つあるんだけど?」 女騎士「ご、ご主人様?私のことか?」 黒エルフ「あんたはあたしを買ったのよ。だったら、あんたはあたしのご主人様でしょう」 女騎士「理屈ではそうかも知れないが…」 黒エルフ「いいから、あたしのお願いを2つ。聞きなさいよ」
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黒エルフ「お願いの1つ目。月末まで、このお店でこの子たちと一緒に生活させて。つきっきりで経営再建してあげる」 兄「ほ、本当にいいの?」 妹「ありがとうございます!」 黒エルフ「あたしを買ったことを『旦那様』にも隠せるし、一石二鳥でしょ?」 女騎士「いいだろう。それで、2つ目は?」
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黒エルフ「2つ目のお願いは…もしも肉屋の立て直しに失敗したら、あたしを売って」 女騎士「!?」 黒エルフ「売ったお金を、このお店の借金返済に充ててほしいの。この子たちが破産して路頭に迷うよりマシだわ」 女騎士「悪い冗談はよせ」 黒エルフ「あたしは本気よ」
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黒エルフ「ためらうことないでしょ?あたしの身分は奴隷。あなたの財産のひとつ。あなたのBSの借方に書かれた1行の数字にすぎないわ」 女騎士「そんな言い方はやめろ!」 黒エルフ「たしかに、あたしを売ったお金を肉屋の借金返済に充てたら、あんたには損だけど──」 女騎士「そうではない!」
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女騎士「なぜだ?お前はさぞかし教養高い家柄だと見受ける。どうして奴隷の身に落ちてしまったのだ?」 黒エルフ「……」 女騎士「ダークエルフの暮らす影国で、何かあったのか?」 黒エルフ「……」 女騎士「答えにくい質問なのは分かっている。しかし──」 黒エルフ「いいわ、教えてあげる」
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黒エルフ「だけど、それは肉屋の再建に成功してからよ。あんたはお人好しすぎるもの。あたしについて知りすぎてしまったら、失敗したときに売りづらいでしょ?」 兄妹「「……」」 女騎士「絶対、成功できるのだな?」 黒エルフ「商売に絶対はない。でも、全力は尽くす」 女騎士「…成功を祈ろう」
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