デマこい!

「デマこいてんじゃねえ!」というブログの移転先です。管理人Rootportのらくがき帳。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

知識ゼロから学ぶ簿記のきほん/おこづかい帳と簿記はなにが違うのか

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ※中高生・就活生・簿記を勉強しないまま大人になってしまった社会人の方に向けた記事です! ※間違い等お気づきの点があればご教授ください。 前編的なもの:知識ゼロから学ぶオリンパス事件/損失隠しの…

ついてゆけなくて当然です/社会のホメオスタシス

大阪市民やネット一般人の絶大な支持を得て快進撃を続ける橋本大阪市長。名だたる論者が次々に撃破される様子に、眉をひそめる先生方は多い。一方で「変化」とか「革新」とかいう言葉に弱い私たちは、彼の巧みな話術にメロメロになっている。 橋下市長に「つ…

本を選ぶときは、広く・浅くをモットーに!

僕の小規模な失敗作者: 福満しげゆき出版社/メーカー: 青林工芸舎発売日: 2005/09メディア: コミック購入: 21人 クリック: 367回この商品を含むブログ (343件) を見る※失敗が小規模ですめばいいよね。 強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊 http://a…

「仕事なんてクソだろ?」と言うべきではないたった一つの理由

「海外ニート」さんというブロガーさんがいた。いわゆる「社畜」な人に向けて、煽り・おちょくりたっぷりのオラオラ系の記事を書いていらっしゃった。言葉遣いはキツイけれど、的を射た意見ばかりで、読んでいるといつもハッとさせられた。社畜wを目覚めさせ…

いい炎上とダメな炎上の違い/なぜヒトは何かを叩かずにはいられないのか

※ちくしょうめー! 「お話の価値は、それが事実かどうかではなく、お話の背景に流れている思想や価値観、真実によって決まる」という記事を昨日書いた。 うそをうそと見抜けない人たちへ/物語とのつきあい方 http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20120124/13273…

うそをうそと見抜けない人たちへ/物語とのつきあい方

日本人にとって幸運だったのは、幕末から明治にかけての知識人たちが抜群の翻訳センスを持っていたことだ。mindを精神と訳し、nerveを神経と訳し、bookkeepingを簿記と訳した。旧来の日本には存在しなかった概念を日本語化し、私たちの身近なものにした。 し…

どう考えても若者論より「大人論」のほうが必要です

※オトナって何だ!? 「最近の若者はどうしようもねえな」というセリフは、古代エジプトの壁画にも刻まれているという。若者の言葉づかいの乱れを憂いたのは清少納言だったか、それとも吉田兼好だったか。年長者が年下を叱責するのは、もはやヒトの本能に近…

あなたはなぜその人が嫌いか/同族嫌悪のメカニズム

今回はジョゼフ・キャンベルが「気づかなかったこと」について考察する。 ここ最近、「キャンベル! キャンベル!」と、まるでスープ会社のCMよろしく叫んでいるがステマではありません。 キャンベル:スープ(チキンヌードル) Campbell's Soup - Chicken N…

日本の将来のために「ロシア的倒置法の経済」はいかがでしょうか

――これからの日本では、あなたの豊かが経済する! 以前の記事への感想をツイッターでいただきましたので、その回答です。 「製造業な新入社員」から学ぶべきこと http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20110916/1316167012 この記事は、ブラジル経済についての個…

愛される人物の共通点/物語のキャラクターたちが教えてくれること

昨日に引き続き、ジョゼフ・キャンベルってすごいね、という話。世界中の神話を比較し、人類共通の精神的土壌を見つけようとした学者だ。 キャンベルいわく、人間は不完全な存在を愛する生き物だという。 (作家として真理に忠実であることは)一種の殺し屋…

人は、いつから「大人」になるのか/いつまでも子供な人たちと日本の「就職」

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 結論から言うと、日本人は「就職」しないと大人になれないのではないか、という話。 ◆ 最近、神話学者ジョゼフ・キャンベルの著作を再読している。 彼はまるで昆虫採集をするように世界中の「神話」をコ…

狼少年をころしたら/おとぎ話のリテラシー

※一部に残虐描写があります。 『狼少年をころしたら』 かみそりのような三日月の輝く夜でした。 村の酒場にどなり声が響きます。 「――デマこいてんじゃねえ!」 椅子が倒れ、ゴブレットが宙を舞いました。ワインを頭から浴びて、男の子は言い返します。 「嘘…

儀式は誰のためのものか

ここ最近、念仏のように「神話の喪失!神話の喪失!」と繰り返してきたけれど、もしかしたら大間違いかも知れない。 成人という「監獄」に入れられる子供たち http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120112/226090/ 小田嶋先生のこの記事を読んで、…

インプットがすべて/知的な生き方をするには?

最近、研究者のブログが面白い。 とくに尊敬しているのは「蝉コロン」さんで、最新の科学論文を面白おかしく噛み砕いて紹介してくださる。ああいう知的な生き方には憧れる。ブログランキングサイトTophatenarによるとブックマーク総数が弊ブログと肉薄してい…

なぜブンガクは死に、ライトノベルに負けたのか/ポップカルチャーが価値観の再構築を担う

※この記事はブンガクのことなんてぜんぜん分からない素人の思いつきをメモしたものです。失笑されてしまう部分も多いかと思いますが、どうか優しくご教授ください。 ※というわけで、すべての文章の頭に「これはRootportの私見だが」という注釈を加えつつお読…

困難な時代? いいえ、新しい時代です。

ジュラ紀の恐竜たちが言いました。 「君たちの時代は寒くて大変だね」 氷河期のマンモスが答えます。 「あなたたちの時代は暑くて大変でしたね」 50歳〜60歳くらいのオジサマたちに言わせると、私たちがこれから生きる時代は「困難な時代」なのだという。 た…

混迷の時代に「物語」が必要な理由/「日常系」の終わりと「神話」の始まり

友人のイラストレーター・オリコ嬢から熱烈にオススメされた一冊。ニーナとうさぎと魔法の戦車 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 兎月竜之介,BUNBUN出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/09/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 104回この商品を含…

リアルとリアリティの間/三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』感想

ものすごく面白いぞ、というウワサは以前から聞いていたけれど、つい手を出すのが遅れていた一冊。ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)作者: 三上延出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/03/25メデ…

ジェンダーロールの向かう先/電撃文庫『アイドライジング!』感想

私はオタクじゃありません。 インドアな趣味がちょっとだけ多いだけなのだ! というわけで(どういうわけだ?)、友人からオススメされたライトノベル『アイドライジング!』を読んだ。アイドライジング! (電撃文庫)作者: 広沢サカキ,CUTEG出版社/メーカー: …

ライフハックよりも「教養」が流行っている理由/トラブルシューティングの効かない時代に

「ライフハックよりも教養のほうが大事だよね」と彼女は言った。ベルギービール専門店の薄暗いカウンターで、iPhoneを見つめながら。「イマドキ、“捗るぞ”とか言うヒトなんていないよね」 私は頬を引きつらせて、「だ、だよね!」と答えた。まさにその瞬間、…

1%の人々がすべきこと/投機マネーの大崩壊が来る前に

あらためまして、あけましておめでとうございます。尊敬する人は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するDr.エメット・ブラウンのRootportです。SFとか大好きです。できることなら小学生時代に戻りたい! 今年もよろしくお願いします。 ◆ ◆ ◆…

いま「強いリーダー」が必要なたった1つの理由/新しい年の始まりに思うこと

いま「強いリーダー」が求められている。新聞の社説、週刊誌のコラム、そしてアルファブロガーのエントリー。あらゆる場面で、「いまこそ強いリーダーが必要だ」という言説を目にする。 その一方で、世界は急激に匿名化を果たしている。麻薬マフィアの拉致事…