デマこい!

「デマこいてんじゃねえ!」というブログの移転先です。管理人Rootportのらくがき帳。

2010-01-01から1年間の記事一覧

ツイッターは流行の中心なんかじゃない(2)

昨日のエントリーの続き。 http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20100323/1269314736 昨日のエントリーでは、次のような話をした。 1.嗜好の細分化が進む(=オタク化が進む) 2.共通の話題が無くなる 3.だからコミュニケーションツールが必要になる。 だ…

ツイッターは流行の中心なんかじゃない

※この記事は移転予定先のブログ「デマこい!」に転載済みです。 つぶやいたネタを再編集。 「いまの高校生がどんな生活をしているのか分からない」という会話を、先日、友達とした。ニコ動もパスモもiPhoneもDSも無い時代に、私たちは高校時代を過ごした。私…

光文社新書のライトノベル的な読み方/【書評】日本経済復活 一番かんたんな方法

最近のはてな界隈で話題の一冊。流行に乗り遅れまいと読んでみた。 日本経済復活 いちばん簡単な方法日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 …

8つのステップで書く小説/サルでも書ける短編小説篇

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 《短編小説の書き方/実践》 前回の更新では、『とある科学の超電磁砲』の二次創作を行った。「暴力表現が酷すぎる」「萌えが足りない」などの問題を抱えているものの、「目標設定→達成」の流れや、「伏…

レベル5じゃ足りない(2)/『超電磁砲』二次創作

『レベル5じゃ足りない(後編)』 Rootport著 ※前編はこちら↓↓ http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20100217/1266420246 【5】 啖呵を切って飛び出してしまったが、行くあては無かった。 冷たい空気。美琴の吐き出した息が、白い塊になって立ち昇る。あたりを…

レベル5じゃ足りない(1)/『超電磁砲』二次創作

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (1) (電撃コミックス)作者: 冬川基,鎌池和馬出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2007/11/10メディア: コミック購入: 20人 クリック: 334回この商品を含むブログ (241件) を見る 『レベル5…

藤子・F・不二雄のコトバ

よく「漫画家になりたいなら漫画以外の遊びや恋愛に興じろ」だとか「人並の人生経験に乏しい人は物書きには向いていない」だとか言われますが、私の持っている漫画観は全く逆です。 人はゼロからストーリーを作ろうとする時に「思い出の冷蔵庫」を開けてしま…

なぜ『とある科学の超電磁砲』は不気味なのか/ノーテンキな明るさの背後に潜む「どす黒い未来予想図」

現在、絶賛放送中の深夜アニメ『とある科学の超電磁砲』 東京の西部に作られた学生と教師だけの街「学園都市」を舞台に、超能力を持った中学生たちが右往左往するお話だ。登場する超能力者たちは、放電、瞬間移動、重力操作などやりたい放題で、「科学考証?…

あなたは自分の英語力を過小評価している/英語で会話するための3つのtips

この記事に超・共感した。海外留学、海外就職に関するよくある間違った思い込み。-ニートの海外就職日記 http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/tb.php/337-b772da10そうそう! 日本人って自分の英語力を過小評価しすぎだ。中学三年間の英単語があれば会話は充…

そのお話、小説にする価値あるの?/「面白さ」の二面性

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 「面白さは人それぞれ」という言葉、ひじょーに厄介だ。 やっぱり物語を書く以上、読者に「面白い!」と叫んでもらえる作品を書きたい。 確かに、どんな作品を「面白い」と感じるのか個人差がある。けれ…

長編小説を書くための三つの道具

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 小説は敷居の高いメディアだ。 映画やアニメ、マンガの手軽さには敵わない。エンターテインメントに限れば、そういう手軽なメディアのほうが面白いに決まっている。 ならば小説は、どうすれば他のメディ…

駄作小説はいかにして作られるか/読者と作者との埋められない溝

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 《駄作小説はいかにして作られるか/読者と作者との埋められない溝》2010/01/28 書いても書いても、駄作しか生み出せない。友達に読んでもらっても「あ、うん、面白かったよ……ハハハ……」と愛想笑いを返…